VR週刊日記 創刊号 ニコニコ超会議でVR技術大活躍 VRChatでの活動活発化の流れと見えない壁
こんばんは。
明日、現実世界の東京は晴れのち曇り、バーチャル東京は晴れの予報です。
・VRChatでの活動活発化の流れと見えない壁
・ニコニコ超会議でVR技術大活躍
はじめまして、とっぷです。今週はニコニコ超会議が開催され、なんと超音楽祭の大トリをキズナアイちゃんが小林幸子さん(ラスボス)とデュエット!VRの未来への期待と感動で胸がいっぱいです。
・技術系話題
VRChatでの活動活発化の流れと見えない壁
最近、VTuberの数が2,000人を超えたらしいですね。VR世界の広がりをひしひしと感じています。
キズナアイさんがVTuberとしての活動をし始めた2016年、ミライアカリさんなどが活動を始めた2017年。そして現在2018年。VTuber界隈は新しいフェーズに突入しつつあります。
VRChat。こちらはダウンロード無料です。ヘッドマウントディスプレイを装着すれば誰でもVR世界に旅立つことができ、最近のVTuber、VR界隈の活動の流れの一部はVRChatにて行われています。
それ自体はとても面白いアプリケーションですが、私はそこに見えない壁を感じました。
というのは、VRChatは基本的にPCからしかアクセスできず、中で行われている活動をリアルタイムで見るためにはVRChatにPCからアクセスする必要があるのです。そして接続するために準備しなければならない機材がなかなか一般人にはハードルが高いものなのです。
例えば、あなたが今から機材を買い揃えてVRChatに接続したいと考えたとしましょう。持っている機械といえばiPhoneと大学進学時に購入したノートPCくらいです。
まずはこちらをご覧ください。
こちらに記載されているのが、VRChatに接続するためのPCの最低スペックです。
(これ以下でも接続自体は可能ですが、性能に寄っては、アバターを表示するのも追いつかずカクカク、音声は途切れ途切れで会話は成り立たない。といった状況に陥ります。)
(※5/1追記:後述しますが、スペックが最低スペック以下のPCでもVRChatにログインできる方法がありました)
では、こちらに対応したパソコンを購入するとしましょう。
グラボのランクは一つ下がりますが、お求めやすい価格帯でいうと最低ラインはこの辺り、税別87,800円ですね。もっと安いものもあるかもしれませんが大体こんなものとして進めます。
(※5/1追記:PCショップの店員さんに要求スペックを伝え、概算を取ってもらうと10万円~は必要だそうです。)
次に、VR世界をより近くに感じるためのヘッドマウントディスプレイ。こちらは安いもので3万円台、VR界隈で広く使われているVIVEさんのものだと10万円弱します。
今回はなるべくお金をかけずにVRChatへの参入を目指すので、3万円のものを利用することにしましょう。
あと数千円のマイクを買いましょう。
そうなんです。最低限の機材購入だけでかかる費用は10万円を軽くオーバーしてしまいます。
さらに言えば、ある程度高速なインターネット環境も必要です(無線LANでは厳しい場合が多いみたいです。)
このように、現在のVRChatは一度接続さえすれば無限の可能性につながる面白い世界なのですが、一方でこのような物理的、金銭的な壁にぶつかって歯がゆい思いをしている方も多いということを理解しておいたほうがよさそうです。
※5/1追記
推奨最低スペック以下のPCしかなくてVRChatへの進出を諦めていた方に朗報!VRChatの設定次第で推奨以下のPCでも電脳世界に行けるかもしれません。ぜひ一度お試しください。
まずは普通にVRChatをインストールします。その後、普通に起動してしまうとカクカクでまともに交流は出来ないでしょう。
その原因として、最も多いのが『描画が追いついていない』ということになります。GPU、グラフィックボードというやつですね。
(NVIDIAとかAMDとか)
それは、あんまり普通のPCには搭載されていません。Intel Graphicsというのが多いですかね。VRの処理にはとても耐えられるものではないのです。
じゃあどうするか?描画の質を下げましょう。
やり方を説明しますね。
まず、デスクトップにVRChatのアイコンがあると思います。
Shiftキーを押しながらダブルクリックで起動してください。
すると、こんな画面が出てきます。
この設定を変更することで、大幅にパソコンにかかる負荷が減少します。
分からない、という場合はとりあえず真ん中の『Graphics quality』を『VR Low』に変更しましょう。
こうすれば負荷がかなり減少し、割とサクサク動くようになります。
前に試してみたけど重くて諦めてしまった方は今一度お試しください。
・出来事
創刊号はもうこれを書くしかないでしょう!ニコニコ超会議!
超音楽祭の大トリをなんとキズナアイちゃんが飾りました!
いやもうこの2ショットすごすぎでしょ!ニコニコ動画のラスボスとVR世界の親分がコラボ、、、!私はここで涙腺崩壊しました。笑
HoneyWorksの『金曜日のおはよう』から始まり、ニコニコ動画、その躍進世代の人なら盛り上がらずにはいられない『メルト』も歌いました。
キズナアイちゃんのソロメルトも最高!!!!#超音楽祭 #KizunaAI pic.twitter.com/a8ARpnNcj5
— 抹茶。 (@i10v35w33t) 2018年4月29日
3曲目は小林幸子さん(ラスボス)とのデュエット!VRの未来への期待と感動で胸がいっぱいです。いやもうホントすごすぎ。見逃した方は超会議のTSを見るか、少し内容は異なりますが小林幸子さんがコラボ動画をあげているのでご覧ください!
キズナアイちゃんと千本桜でコラボしたことをきっかけに、バーチャルグランドマザーとして、YouTubeにチャンネルを開設しました!
— 小林幸子@バーチャルグランドマザー (@Sachiko_5884) 2018年4月29日
先ほど動画も投稿したので、聴いてくださいね~!
♥小林幸子のさっちゃんねる♥https://t.co/JAEmRMATzE
ニコニコはこちら▶https://t.co/weYW8ObX6u pic.twitter.com/or2hK6xFUh
そしてこちら、キズナアイちゃんによる超会議後のツイート。
ニコニコ超会議2018!
— Kizuna AI@Virtualの住人 (@aichan_nel) 2018年4月29日
初めてのあんなに大きなステージで大トリを任せてもらって、うれしかった反面、小林幸子さんの後で。
みんな帰っちゃったらどうしようか直前に心配になったりして。
でも、みんなピンクのサイリュウム用意してくれたりしてて、すごく楽しくて!
本当に。ありがとうございました!
緊張してたんだろうなぁ、でも堂々たる歌いっぷりだったと思います。本当にお疲れ様でした 。
今までVTuberの先頭を頑張って走ってきて、最初の頃なんかは認知度もない中で。今まで活動を続けてきてくれて本当にウレシイ限りです。これからも私達の親分としてVR業界を引っ張っていく存在であってほしいと思います。
一方、今回のニコニコ超会議には『超バーチャルYouTu"BAR"』というブースがありました。今をときめくVTuberさんがガラスのスクリーンに映し出され、超会議参加者とリアルタイムでお悩み相談をする、そんな体験型ブースです。
(※ニコニコ動画コメントが入っています、ご了承ください。)
こちらには初日にミライアカリさん、にじさんじの樋口楓さん、のらきゃっとさん、静凛さん、ねこますさん。二日目には田中ヒメさん、月ノ美兎さん、ばあちゃるさん、そして最後に電脳少女シロちゃんが出演しました。
これもまたすごかったですね。オープニングで登場したミライアカリさんは一部のファンから『コミュ力おばけ』と呼ばれるレベルで、実際にすげぇなって思ってしまいました笑
というかむしろ大変なのは参加者。
この場所!衆人環視の中、一分間という短い時間の中で憧れの人とお話をするのです。VTuberさんはある程度慣れている様子ですが、一般人にこれはなかなかキツいものがありましたね笑
トップバッターにコミュ力おばけのミライアカリさんがぶっ飛ばし、会場のボルテージを一気にあげたので(次のでろーん大丈夫かな、、、)とか思ったりしてしまいましたが、そんな心配は杞憂でした。流暢な関西弁でしっかりと場を盛り上げていました。
会話速度のことで一番心配されていたのらきゃっとさんも、しっかりと会場を湧かせていました。
ちなみに超バーチャルYouTu"BAR"の中で一番推しなのは電脳少女シロちゃんでした!シロちゃんを褒めちぎる45分間!可愛すぎかよシロちゃん!
さらにさらに。
その横にはバーチャルキャスト体験コーナーも。こちらでは一般参加者がVR空間を体感できるブースも!
こちらはなんというか、みゅみゅさんが運営への愚痴を吐き出してみたり「謎肉買いに行きたい!」といったメタ発言をするなどと見ていてずっとニタニタしてしまうような感じでした笑
これから毎週こうして、その一週間にあったことをダイジェスト式にお伝えできればなと思います。(今週は超会議のことしか触れられずごめんなさい!)
いい一週間をお過ごしください。それでは。